2024/01/13(土)Windows編

作業項目
  • Windows環境構築
    1.Python関連のインストール ..... バージョンの指定
      Windows上でPythonのインストール方法は「Python公式」、「Microsoft Store」、「Anaconda」、WSL(Windows Subsystem for Linux)
      などがある。
      ここではバージョン指定の必要から「Python公式」以外の方法でインストールしないこと。
    2.Tera Termのインストール
      Tera Termをユーザ名、パスワード無しで自動起動

Windowsへアプリが必要とするPythonとTeraTermをインストールする。

WindowsのPython環境を確認し作業を進める。
 ● 「ここへ入力して検索」へ半角で dosと入力すると黒いウインドー枠のコマンドプロンプトが現れる。
  ・コマンドプロンプトが現れたら >py -0< をコピペしてEnterを押す。(スペース以後~最後まで) ※py -0が有効なのはPython公式版のみ
  ・'py -0' は、内部コマンドまたは外部コマンド、<--が表示されたらお使いのwindowsはpython環境がセットアップされていないのでインストールする。
C:\Users\usr_name> py -0<--インストールされているpythonのバージョンを調べる
 -V:3.10 *        Python 3.10 (64-bit)
 -V:3.9           Python 3.9 (64-bit)<--すでにpythonのバージョン3.9がインストールされている
 -V:3.8           Python 3.8 (64-bit)
 -V:3.7           Python 3.7 (64-bit)
 ● Python関連のインストールを行う。デフォルトでMicrosoft Store版がインストールさている場合があるが本アプリでは使用できない。
  ・Microsoft Store版はバージョン管理の問題で任意のバージョンを指定して作業ができないため。
  ・このアプリはPython 3.10.11版で動作確認しているのでPython 3.10.11版を下記よりダウンロードする。
   Windows用のPython 3.10.11版をここよりダウンロードする。
  ・ダウンロード(python-3.10.11-amd64.exe)したファイルをデスクトップへ「酸素濃度計」等の任意のホルダ名を作成しその中へ
   さらにpythonというホルダを作成し、その中にファイルを保存する。
 ① 「デスクトップ/酸素濃度計/python」配下のpython-3.10.11-amd64.exeをダブルクリックするとインストールが開始される。
   すでに-V:3.10があっても現在、3.10.11が最新なのでこれより古い場合、インストールすることで最新版に更新される。
   ※注意!! 画面の最下位「Add python.ext to PATH」へ必ずチェックを入れること。このチェックが無いとPATHが設定されない。
   次に、デフォルトで設定されているインストール先にインストールするためそのまま「Install Now」をクリックする。
   この画面でインストール先のPATHが下記のように表示されている。
   例:C:\Users\user_name\AppData\Local\Programs\Python3.10<--今後ここへ各バージョンがインストールされ管理される。
 ② 次はオプション機能の選択であるがすべてチェックが入ったままにして「Next」をクリックする。
 ③ その後、許可の確認を聞かれた場合は、全て「yes」をクリックして先へ進む。
   プログレッシブバーが進行し、「Setup was successful」が表示された画面でもし最下位に「Disable path length limit」が表
   示されていたらクリックする。(python環境が一度もインストールされて無い場合に表示される。)
   最後に「Close」をクリックしてインストール完了!
 ④ インストール状態を確認するためコマンドプロンプトを起動
C:\Users\usr_name> py -0<------pythonのインストール状態の確認
 -V:3.10 *        Python 3.10 (64-bit)<--これが表示されればインストールされている。なお、* はpythonのデフォルト設定
 ・ ここで「内部コマンドまたは外部コマンド、...」が表示される場合は「Add python.ext to PATH」のチェックを忘れた場合等で
  pythonのUninstallを行い再度インストールし直す。
  WindowsのPATH設定の変更を行うよりこの方が早く、確実である。
 ⑤ 最後にモジュール類のアクティベーションを行うためのpip及びvirtualenvをインストールしておく。
  ・>python.exe -m pip install --upgrade pip<をコピペしてEnterを押す。
  ・>py -3.10 -m pip install --upgrade setuptools virtualenv<をコピペしてEnterを押す。
  ・>pip list<をコピペしてEnterを押す。
C:\Users\usr_name> python.exe -m pip install --upgrade pip<--pipの最新版をinstall
C:\Users\usr_name> py -3.10 -m pip install --upgrade setuptools virtualenv<--python3.10.11用の最新版virtualenvインストール
C:\Users\usr_name> pip list<--以下が表示され、3点が含まれていること。
Package             Version
------------------- ----------
certifi             2023.11.17
cffi                1.16.0
charset-normalizer  3.3.2
contourpy           1.2.1
cycler              0.12.1
distlib             0.3.8
et-xmlfile          1.1.0
filelock            3.13.4
idna                3.7
importlib_resources 6.4.0
kiwisolver          1.4.5
pip                 24.0<--これ
platformdirs        4.2.0
pyasn1              0.6.0
pyparsing           3.1.2
setuptools          69.5.1<--これ
virtualenv          20.25.3<--これ
TeraTermをインストールする。
 ● TeraTermを下記よりダウンロードして「酸素濃度計/python」配下へ格納(移動)しインストールを行う。
   TeraTerm5.0版を-ここよりダウンロード。(バージョンは頻繁に更新されている、その場合適時読み変える)
  ・「Python_sys」配下のteraterm-5.0.exeをクリックする。
  ① セットアップに使用する言語の選択--->日本語--->OK
  ② 使用許諾契約書の同意--->同意する(A)--->次へ
  ③ インストール先の指定--->デフォルトのまま--->次へ
  ④ コンポーネントの選択--->標準インストール--->次へ
  ⑤ 言語の選択--->日本語(J)--->次へ
  ⑥ スタートメニューフォルダの指定--->Tera Term5(J)--->次へ
  ⑦ 追加タスクの選択--->デスクトップにTera Termのショートカットを作る(D)--->次へ
  ⑧ インストール準備完了--->インストール(I)
  ⑨ Tera Termセットアップウィザードの完了--->完了(F)
 ● コマンドプロンプトからsshでRaspiへログインしip番号を得る。
  ・※注意!! RaspiOSを書き込んだ後の1回目のboot時はLEDが緑の点滅を繰り返し、wlan0設定の所で止まっている。
   キーボードやVGA端子(コネクタ)が接続されていないためここは強制的にUSB電源を取り外す。2回目以降はちゃんと立ち上がる。(原因不明)
  ・Raspiは user名:pi、host名:raspberrypi01、password:***とする。
   数回、問い合わせがあるが全て「yes」で答える。
C:\Users\usr_name> ssh pi@raspberrypi01<----sshコマンドでログイン
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes<--yesを入力
pi@raspberrypi01's password:***<--パスワードを入力
pi@raspberrypi01:~ $ hostname -I<----IP番号を得る
192.168.1.241 192.168.51.131
pi@raspberrypi01:~ $ ifconfig
eth0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST>  mtu 1500
        inet 192.168.51.131  netmask 255.255.255.0  broadcast 192.168.51.255
        inet6 fe80::123c:42fd:f2fd:26f9  prefixlen 64  scopeid 0x20<link>
        ether bc:5c:4c:e1:09:c6  txqueuelen 1000  (イーサネット)
        RX packets 56745  bytes 24131164 (23.0 MiB)
        RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
        TX packets 3003  bytes 217625 (212.5 KiB)
        TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0

lo: flags=73<UP,LOOPBACK,RUNNING>  mtu 65536
        inet 127.0.0.1  netmask 255.0.0.0
        inet6 ::1  prefixlen 128  scopeid 0x10<host>
        loop  txqueuelen 1000  (ローカルループバック)
        RX packets 1032375  bytes 133174400 (127.0 MiB)
        RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
        TX packets 1032375  bytes 133174400 (127.0 MiB)
        TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0

wlan0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST>  mtu 1500
        inet 192.168.1.241  netmask 255.255.255.0  broadcast 192.168.1.255
        inet6 fe80::56ba:9ed0:bae:6b91  prefixlen 64  scopeid 0x20<link>
        ether b8:27:eb:42:67:f0  txqueuelen 1000  (イーサネット)
        RX packets 945273  bytes 97775155 (93.2 MiB)
        RX errors 0  dropped 0  overruns 0  frame 0
        TX packets 843175  bytes 493120314 (470.2 MiB)
        TX errors 0  dropped 0 overruns 0  carrier 0  collisions 0

※ ifconfigでWiFi:192.168.1.241、有線LAN(eth0):192.168.51.131であることが分かる。
 ● Tera Termの起動:デスクトップへ作成されたTera Term5の黄色いアイコンをクリック
  ・Tera Term:新しい接続
   TCP/IP ホスト(T) myhost.example.com v<--をクリックし-->myhost.example.com選ぶ
   myhost.example.com<----コピペで右に変更-->192.168.51.131
   その他はデフォルトのまま
   OK<--クリック
   ログイン中:192.168.51.131
   ユーザ名(N):pi<--ユーザ名を入力
   パスフレーズ(P):***<--パスワードを入力
   その他はデフォルトのまま
   OK<--クリック
● Tera Termウインドーが開き、以下のように作業を行う。
Linux raspberrypi01 6.1.21+ #1642 Mon Apr  3 17:19:14 BST 2023 armv6l
Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
Last login: Thu Jan 18 17:23:19 2024 from 192.168.51.100
pi@raspberrypi01:~ $<--このTera Termプロンプトが表示されるとsshにてRaspiとWindowsの通信が開通している。
pi@raspberrypi01:~ ls -al<--通信が開通したらLinuxのコマンドなどを受け付ける。
合計 52
drwxr-xr-x  7 pi   pi   4096  1月 16 16:38 .
drwxr-xr-x  3 root root 4096  4月  4  2022 ..
-rw-------  1 pi   pi   1757  1月 16 18:18 .bash_history
-rw-r--r--  1 pi   pi    220  4月  4  2022 .bash_logout
-rw-r--r--  1 pi   pi   3598  7月  1  2022 .bashrc
drwxr-xr-x  3 pi   pi   4096  7月  1  2022 .byobu
drwxr-xr-x  3 pi   pi   4096  7月 13  2022 .cache
drwx------  3 pi   pi   4096  7月 13  2022 .local
-rw-r--r--  1 pi   pi    807  4月  4  2022 .profile
drwx------  2 pi   pi   4096  1月 16 16:38 .ssh
-rw-------  1 pi   pi   1049  5月 10  2023 .viminfo
-rw-r--r--  1 root root   26  7月  1  2022 .vimrc
drwxr-xr-x 14 root root 4096  1月 17 11:12 programs
pi@raspberrypi01:~ $ exit<--Tera Termウインドーを終了
 ■ Tera Termをユーザ名、パスワード無しで自動起動させる。(開発アプリの保守を行うため)
  ・Tera Term5の黄色いアイコンを右クリック-->コピー(C)-->マウスポインタを画面の空いてる所へ移動して右クリック-->
  貼り付け(P)-->Tera Term5-コピーを右クリック-->プロパティ(P)-->リンク先(T):の内容をコピペにて以下と入れ替える。
  ・下記内容の*部分を右のように編集して *.*.*.*=hostname -Iで表示されたip番号 ***=password:*** コピペ貼り付け
  "C:\Program Files (x86)\teraterm5\ttermpro.exe" *.*.*.* /auth=password /user=pi /passwd=***
  OK<--クリック
  アイコン名の変更を行う:Tera Term5 - コピー<--右クリック-->名前の変更()<--*.*.*.* このip番号名に変更する。
 ■ 次のTera Term起動は:
  ◇ 1. *.*.*.*のアイコンをクリック<---ユーザ名とパスワードの入力無しにTera Termが自動起動する。
  ◇ 2. Tera Term5のアイコンをクリック<---従来通りのユーザ名とパスワードを入力する。
 ■ 起動したTera Termの終了:
pi@raspberrypi01:~ $ exit<-- exit EnterかX:閉じるで終了
   実行環境の圧縮ファイルを:download/actdev.tar.gzよりダウンロードする。
   USB_WiFiドライバの圧縮ファイルを:download/rtl8188eu.tar.gzよりダウンロードする。